就職
祖母が生きている間に、一週間だけ働いたことがあります。
祖母の知り合いが紹介してくれた近所の小さな下請製作所で、自動車部品のライン作業でした。
5人くらいで1台の基盤?を組み立てる仕事。
指をよく使う仕事で、親指の付け根が痙攣しそうな痛さで嫌になる。
その上、最低賃金・サビ残・昼休みもご飯食べたらすぐ現場復帰するおばちゃん達に嫌気がさして即やめました。紹介してくれたおばあちゃんには悪いことしたけど、さっさとやめてよかった。
2回目のチャレンジは、祖母が亡くなって一段落後。
母から「このまま歳とっても何も良いことが無い。いい加減仕事に就きなさい」と言われ、半ば強制的に自動車運転免許を取得。
(田舎では、どこへ行くにも何をするにも車無しではできないのです)
免許取得後は、ハローワークに求職登録し、とある職に就きました。
働こうと思ったのは、親が早く働けとうるさかったのもありますが、ネトゲで使うお金が欲しいとか、オフ会に行きたいとか、好きなアーティストのライブに行きたいだとか、そういう不純な動機もあったからのような気がします。
私が選んだのは、最初に入った高校の近くにある、とある企業。
その企業を理由は、
1、時給が他より高かった
2、人と接する仕事だった
たったこれだけの理由。
合わなかったら「すぐやめればいっか☆」なんて、軽~い気持ちで入社したその会社で、今も働いてます。
【追記】後日、同棲~引越にあたり、退職しました。
年単位でひきこもりを経験し、人と話すのが苦手になっていたのでリハビリになればいいなぁと思って始めた仕事ですが、未だに勝手の知らない人との会話では緊張して変な汗が出ます。
入社したての頃は、徹夜でネトゲして、そのまま早番で出勤したりと不健康ながらも若さ溢れる生活をしてました。
髪の方も問題なく、普通の人と同じ生活ができる幸せをかみしめていた頃でした。
再発
就職して数年後。
朝、枕元に抜け毛多いなぁと、ぼんやり思う。
お風呂で、髪を洗いながら、今日よく抜けるなぁと気づく。
手ぐしで髪を触った時に、指に絡まりながら一瞬で数本抜けている。
今でも覚えている、抜けた髪の量に背筋が凍る感じ。
嫌な予感はあたって、また、髪が抜けはじめました。
学校卒業してからは派手に抜けることも無く、茶色く染めてみたり、ロングに伸ばしたりゴムで結んだりもできていたのに。
職場の人間関係は、前の職場に比べたら良好でした。
職務内容も基本的なことは覚えてしまえば問題は少なかったですが、小心者の私には、イレギュラーな事柄にプレッシャーを感じることが度々あります。
先輩上司のひと癖ある性格に精神的ストレスを受けることも多々。
この記事の冒頭でも言いましたが、その時は
円形が数か所だし、そのうち治るかな
仕事のストレスかな
って思ってました。
でもそれ以来、今もずっと生えてません。
最初何年かは頭だけだったけれど、眉毛、まつ毛、あとムダ毛(これは生えなくて逆に便利になった。笑)と全身の毛が次々に抜けていきました。
つづきます→ 脱毛症の再発~現在